泥棒(空き巣)などの防犯対策でホームセキュリティを導入

泥棒(空き巣)などの防犯対策でホームセキュリティを導入

警察庁の調べによると、平成28年で全国で起きた侵入窃盗(泥棒、空き巣)は約85,000件。1日当たり200件もの侵入窃盗が発生、世帯数で計算すると日本の世帯数はおおよそ5,000万世帯ですから、大体600世帯に1件の割合で、侵入窃盗の被害に遭っていることになります。
年々減少傾向にはあるものの、まだまだ多い数字ですね。

侵入窃盗の手口別発生状況は「空き巣」が4割以上

警視庁が発表した「平成28年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」から、侵入窃盗の手口別発生状況全体で見ると
家人等が不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「空き巣」が41.5%、 閉店中の店舗に侵入し、金品を盗む「出店荒らし」が19.4%、会社、組合等の事務所に侵入し、金品を盗む「事務所荒らし」9.2%、夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「忍込み」が7.9%、家人等が在宅し、昼寝、食事等をしているすきに住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「居抜き」が3.2%となっています。

侵入窃盗の手口別発生状況

空き巣 41.5%
出店荒らし 19.4%
事務所荒らし 9.2%
忍込み 7.9%
居抜き 3.2%

家人等が不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「空き巣」で4割以上を占めていることがわかります。 それにしても夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「忍込み」と、家人等が在宅し、昼寝、食事等をしているすきに住宅の屋内に侵入し、金品を盗む「居抜き」で合わせて、10%以上も起きているなどは、たまったものではありませんね。

空き巣の侵入手段 ガラス破りと無締り

次に、一戸建てにおいて、空き巣(泥棒)はどのような方法で侵入したのかをみると、
「ガラス破り」が60.9%と最も多く、次いで「無締り」の30.1%となっています。つまり9割以上の空き巣(泥棒)は一戸建ての窓から侵入していることがわかります。 反対に、窓を中心に防犯センサー設置をしておくことで、不在時の防犯対策、ホームセキュリティが効果的であることがわかります。

一戸建てに空き巣が侵入する方法 6割がガラス破り!

ガラス破り 60.9%
無締り 30.1%
施錠開け 3.6%
ドア錠破り 2.8%

なおそれぞれの手口の内容は

ガラス破り ガラスを割ったり、こじ破って侵入する手口
無締り 鍵を掛け忘れた玄関、窓等から侵入する手口
施錠開け ドア錠等を様々な特殊工具を使用し開錠して侵入する手口
ドア錠破り ドアの隙間をバール等の工具で破壊して侵入する手口

外出時の防犯対策はもちろんのこと、昼間の在宅時や就寝時の侵入窃盗も件数としてはそれほど多くはないものの発生していることから、不安に感じる人は早めの対策を検討しましょう。

※出典:警視庁 平成28年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況より

警視庁が薦める「防犯の心構え」

では、泥棒(空き巣)などに侵入されない、狙われないためにはどのような対策が効果的なのでしょうか。
下記は警視庁がお薦めする「防犯の心構え」です。
・ドアや窓の鍵は頑丈なものを設置し、二重ロックにする。
・自宅に、防犯カメラ、非常ベル、防犯センサー、テレビ付インターホンなどを取り付ける。
・出入りの時に周囲を確認する。
・家にいるときでもきちんと戸締まりをする。
・厚手のカーテン等により、部屋の内部が見えないようにする。
・ゴミを捨てる場合は、個人情報が記載されているものは除くか、裁断する。

などが挙げられています。

一方、(変なデータですが)「犯罪者の視点から見た防犯環境」という泥棒側が侵入の際にどう考えているのかを調べた調査もありますのでご覧下さい。

窃盗や住居侵入などの財産犯が「犯行を思いとどまった理由」

公益社団法人 日本都市計画学会による「犯罪者の視点から見た防犯環境設計の有効性の検討資料」の全国の被収容者を対象にした調査の中に、反駁できるデータがあります。

それは、窃盗や住居侵入などの財産犯が「犯行を思いとどまった理由」として、

1位 なんとなく 68.1%
2位 住民の目が気になったから 20.5%
3位 防犯カメラや防犯ベルなどの設備が気になったから 16.3%
4位 街の人に見られたり、声をかけられたから 10.8%
5位 巡回中の警備員、ガードマンと出会ったから 8.4%
6位 警備会社と契約していたから 6.0%
7位 パトロール中の警察官と出会ったから 5.4%
8位 ターゲットにしようとした家の守りが堅すぎたから 3.0%

が挙げられています。

泥棒対策にホームセキュリティは効果あり!

上記データを読み解くと、
泥棒が「犯行を思いとどまった理由」の中で、ホームセキュリティと関連する理由(3位の防犯ベル、6位の警備会社、8位のターゲット)を合わせると数字はおおよそ30%を占めています。それ以外の理由は、「なんとなく」「住民の目が気になったから」「街の人に見られたり、声をかけられたから」など、偶然的なものが挙げられており、防犯という観点から考えると少々弱いところがあります。

下記のようなお考えの方は、ホームセキュリティの導入検討をおすすめいたします。月々3,000円~7,000円程度で、防犯センサー対策+異常時にガードマン駆けつけを自宅に導入することができます。

  • 昼間、不在にすることが多い
  • 知らない人が歩いていても、気にしない地域である
  • マンションから一戸建てに引っ越した
  • 窓ガラスやベランダが見通しの悪いところにある
  • 最近、地域の治安が悪くなった気がする
  • 不審者出没の通知がまわってきた
  • 近所の家が空き巣に入られたらしい
  • 子どもが一人でいることがあるので対策をしたい

都道府県別 泥棒空き巣の多い県、少ない県

警察庁の「都道府県別刑法犯の認知件数、検挙件数、検挙人員(平成28年)」に興味深いデータがあります。
全国で起きている犯罪の中で、泥棒などの窃盗犯を都道府県別に表したものです。
それによると、全国でもっとも住宅侵入窃盗が多いのは、東京都ではなく、愛知県になっています。2番目は千葉県、3番目が大阪府で、東京都は4番目になっています。皆さんの県はいかがでしょうか。

この手の統計は、比較的人口と比例することが多いのですが、住宅侵入窃盗については、異なる結果となっています。

こちらのページ「もっとも泥棒(空き巣)が多い都道府県・少ない都道府県はどこ?」で詳しく紹介していますので、ご覧下さい。

一戸建てのホームセキュリティ設置例

窓や扉に「防犯センサー」を設置、泥棒や不審者、ストーカーなどの侵入を感知します。外出時だけでなく、就寝中など在宅時の警戒も可能です。侵入窃盗の約6割は「ガラス破り」だと言われていますので、窓に防犯センサーを取り付けるのは、とても有効的な対策なのです。

窓の外に人影が見えたり、音がしたとき、不審者が玄関に入ってきたとき、ストーカーに自宅までつきまとわれているときは、ホームセキュリティの「緊急ボタン(非常ボタン)」を押すことで、非常信号をセキュリティ会社に通報でき、ガードマンが、自宅まで急行してくれ、適切に対処した上で、必要に応じて110番通報してくれます。

一戸建てのホームセキュリティ設置例
※当該見取図はイメージです。各社のサービスによって機器名称、設置個数、条件は変わります。
※「セコム・ホームセキュリティNEO」機器レンタルパックの場合、防犯センサーは 16個までの取り付けは追加料金なし

ホームセキュリティの特長は24時間365日の徹底警備です。全国で待機するガードマンが迅速に駆けつけてくれます。
まずはホームセキュリティを提供する大手各社の資料を取り寄せ、検討してみましょう。実際に依頼するどうかはそれから決めても遅くありません。